昨今、ようやく日本でも騒がれ始めたEV化。
原油高が追い風になり、さらに電動化の流れは加速しそうです。
ちなみに自動車業界での電動化は大きく4つのカテゴリーに分類されます。
・HV
・PHV
・BEV(完全電気自動車)
・FCV(水素で電気を作る車)
環境配慮の観点からするとFCVは完全に環境に優しく、TOYOTAは
先を見据えた開発をしたなと常々、思います。
おそらく、今でてきている電動化の流れの最終目的地はFCVだと僕は考えます。
なぜならEVは確かに排ガスを出しませんが、電気を作る工程で
大量のエネルギー消費と二酸化炭素を生み出します。
なので鶏か卵かという話になるわけです。
そのためBEVはあくまでガソリン車とFCVのつなぎ役というポジションになると
思うのですが、それが20年近く続くのであれば、どのメーカーもやっきになって
そのマーケットシェアを取りにいきたくなるのは、理解できます。
さらにBEVはエンジン自動車のように、複雑な構成部品から成り立っておらず
いわばミニ四駆が大きくなったという簡単な構造なので、どのメーカーでも
入りやすい電気製品という立場になります。
電池/モーター/駆動部品/タイヤ/ボディ
大きく言えば、これらがあれば、BEVは作れます。
そうすると徐々にどのような企業が躍進してくるか、見えてきます。
EV化は欧州と中国が日本に周回遅れをつけるスピードで進んでおり、
欧州メーカーは日本のお家芸である自動車のシェアから日系を締め出しにかかる
規格を多く作り、世界標準にしようと企んでいます。
かつて日本の家電が中韓の電機メーカーにことごとく倒されていったように
990万人の日本の労働を担う、自動車業界が今、かなりの危機です。
そんななかでグローバルに勝っていける会社はどこなのか、
・・・・・次回に続きます。
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