最近のドル円相場は、中東情勢のニュースや、日米の中央銀行のちょっとした発言くらいではビクともせず、160円台などの歴史的な円安水準を維持していますよね。「何が起きても円安になるんじゃないか?」と感じている方も多いと思います。
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米国の景気指標(雇用統計やインフレ率)が市場の予想を大幅に下回り、FRB(米連邦準備制度理事会)が「連続利下げ」に追い込まれると同時に、日本銀行がインフレ対応で追加の利上げを決定します。 - 市場の反応:
これまでドル高の最大の根拠だった「日米の圧倒的な金利差」が縮小へと向かいます。金利差を狙ってドルを買っていた世界中の資金(キャリートレード)が一斉に逆流し、ファンドの自動売買プログラムが狂ったようにドル売り・円買いを浴びせることで、一気に150円の壁を突き破ります。
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日本政府が「巨額の為替介入」を行うと同時に、世界最大の年金基金であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が、外国資産の割合を減らして国内資産(日本国債など)を買い戻す方針を発表します。 - 市場の反応:
「政府は本気で円を買い戻しにきている」とプロたちが絶望します。これまで円安の土台を作っていた日本の巨大機関投資家(実需筋)までもが円買いに転じるため、ファンドは勝ち目がないと判断し、ポジションを大急ぎで買い戻します。この「ファンドの逃げ足の速さ」が相場を5円〜10円規模で暴落させ、150円以下へと押し下げます。
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米国のリーマンショック級の金融危機の再発、あるいは世界的な大手金融機関の破綻など、世界の金融システムそのものが麻痺するような事態(ブラック・スワン)が発生します。 - 市場の反応:
こうなると、ファンドは「金利が美味しいからドルを持つ」という余裕がなくなります。手元のレバレッジ(借金)をすべて解消し、現金を確保するために、あらゆる投資ポジションをフラット(ゼロ)に戻さざるを得なくなります。結果として、限界まで溜まっていた「円売り」が100%強制的に買い戻され、数日〜数週間のうちに150円を遥かに下回る猛烈な円高が引き起こされます。