世界共通通貨を作って世界で1本化することは、経済学や政治学において「究極の理想の一つ」
世界規模で1本化するための3つの致命的なハードル
. 「金融政策」が使えなくなる(最大のハードル)
何が起きるか:「アメリカは景気が良すぎてバブルを抑えたい(金利を上げたい)」のに、「日本は不景気だからお金を刷ってほしい(金利を下げたい)」という真逆の状況が起きたとき、どちらか片方しか選べません。結果として、不景気な国が見捨てられ、経済が崩壊します
主権(国のパワー)のぶつかり合い
通貨を発行する権利(通貨発行権)は、国家の権力の象徴だから
何が起きるか:「誰がその世界中央銀行のトップを握るのか?」「どの国の意見を優先するのか?」という政治的な主導権争いが必ず発生し、まとまりません。
システム移行のコストと「偽札・ハッキング」リスク
- ハードル:地球上の80億人が持つすべてのお金、銀行のシステム、自動販売機、レジを一斉に新しい共通通貨に切り替えるコストは想像を絶します。
- 何が起きるか:もしその共通通貨のシステムに「偽札」や「大規模なハッキング(デジタル通貨の場合)」が発生した場合、世界中の経済が同時に、一瞬でストップするリスク(単一障害点)を抱えることになります。
結局、軍事的に強い国の主導になり、システム管理や機器の利権も絡んで
無理なのか?
でもユーロは欧州規模でそれを実現していると思いますが・・・・・
ユーロは
30年以上かけた「段階的な準備」
ある日突然ユーロができたわけではありません。じっくりと時間をかけて、経済の仕組みを近づけていきました。
- ステップ1:関税をなくす(1960年代〜)
まずはモノの移動を自由にし、ヨーロッパを1つの大きな市場にしました。 - ステップ2:為替の変動を抑える(1970年代〜1980年代)
各国の通貨(マルク、フラン、リラなど)の値動きが激しいと統合できないため、お互いの通貨の変動幅を制限するシステム(EMS)を作り、徐々に「1つの通貨」のように連動させました。 - 経済の巨人「ドイツ」の妥協これが最後の、そして最大のハードルでした。当時、ヨーロッパで最も経済が強く、通貨(マルク)の信用が高かったのがドイツです。ドイツにとって、自国の強い通貨を捨てて、他国と共通の通貨を持つことは大きなリスクでした。 [1, 2]
- 実現できた理由:フランスをはじめとする国々がドイツを説得し、最終的にドイツが「ヨーロッパの平和と統一のため」に自国通貨マルクを捨てる決断をしました。これにより、一気にユーロ実現へと進みました。
つまりアメリカ/中国あたりが妥協してくれないと・・・・
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