基本的に各FX会社でレバレッジ3倍として
メキシコペソの年間利回りは約25%。割と良いのですが、
グローバルサプライチェーン再編の波に乗るか?という所が論点ですね。
まずは政策金利ですが
メキシコの近年の政策金利は、インフレ抑制を目的とした大幅な利上げ局面を経て、現在は利下げ局面に移行しています。
特に2023年3月に過去最高水準を記録した後、インフレの減速に伴い、2024年以降は段階的な引き下げが続いています。
🇲🇽 メキシコ政策金利の近年の状況(2023年~2025年現在)
1. 📈 2023年:歴史的高水準での維持
2023年3月、メキシコ中央銀行(Banxico)は、新型コロナウイルス後の世界的なインフレ高進に対抗するため、政策金利を**11.25%**という歴史的な高水準にまで引き上げました。
利上げサイクルの終焉: この11.25%が、2021年6月から続いていた利上げサイクルのピークとなりました。
高水準の維持: 2023年3月以降、Banxicoはインフレが目標(3%前後)に収束する確証を得るため、約1年間にわたりこの**11.25%**という高水準を維持しました。
2. 📉 2024年:利下げサイクルの開始
2024年に入り、コアインフレ率を含むインフレが順調に鈍化し始めたことを受け、Banxicoは金融政策の転換に踏み切りました。
初の利下げ: 22024年3月に、約1年ぶりに政策金利を**11.00%**に引き下げました。
段階的な引き下げ: その後もインフレの動向を見ながら、政策金利は慎重に引き下げられ、2024年末までに**10.00%**まで低下しました。
3. 🎯 2025年:利下げの継続
2025年も引き続き利下げが進んでいます。
| 決定時期(概算) | 政策金利 | 変更幅 |
| 2024年3月 | 11.00% | $\Delta 0.25\%$ |
| 2024年8月 | 10.75% | $\Delta 0.25\%$ |
| 2024年9月 | 10.50% | $\Delta 0.25\%$ |
| 2024年12月 | 10.00% | $\Delta 0.50\%$ |
| 2025年2月 | 9.50% | $\Delta 0.50\%$ |
| 2025年7月 | 8.00% | $\Delta 0.50\%$ |
| 2025年11月 | 7.25% | $\Delta 0.25\%$ |
経済分析に関しては
メキシコは、世界経済のダイナミズムが大きく変化する中で、その地政学的・経済的な優位性を活かし、大きな変革期を迎えています。特に2026年は、近年の重要なトレンドが結実し、メキシコ経済の新たなステージを決定づける年になると予想されます。
1. 📈 ニアショアリング効果の最大化
2026年のメキシコ経済を牽引する最大の要因は、間違いなく「ニアショアリング(Nearshoring)」です。
サプライチェーン再編の加速: 米中間の貿易摩擦の継続や、地政学的リスクの高まりを背景に、多くの国際企業(特に米国企業)がアジアからメキシコへ生産拠点を移しています。
投資と雇用の増加: 2026年までに、自動車、エレクトロニクス、航空宇宙などの分野で、大型の工場新設・拡張プロジェクトが本格稼働し、外国直接投資(FDI)は引き続き高水準を維持すると見られます。これにより、製造業を中心に質の高い雇用が増加し、国内消費を下支えするでしょう。
課題: 急激な需要増に対応するためのインフラ整備(電力、水、道路)と、高度なスキルを持つ人材育成が、ニアショアリングの持続性を左右する鍵となります。
2. 🏛️ 新政権下での経済政策の方向性
2024年の大統領選挙を経て発足した新政権の経済運営が、2026年には本格的に影響を及ぼします。
財政の規律: 新政権は、前政権が進めた大規模インフラプロジェクト(例:マヤ鉄道、ドス・ボカス製油所)の費用を消化しつつ、財政の健全性をどう維持するかが問われます。
公共投資と民間投資のバランス: ニアショアリングの機運を最大限に活かすため、政府が積極的にインフラ投資を続ける一方、民間企業との連携を強化し、投資環境の透明性を高めることが成長のカギとなります。
3. 💲 通貨・インフレの安定化
2026年は、世界的なインフレの落ち着きに伴い、メキシコ中銀(Banxico)の金融政策も安定期に入ると予想されます。
政策金利の正常化: インフレ率が目標値に近づけば、政策金利は段階的に引き下げられる可能性がありますが、米国の金利動向に大きく影響を受けるため、そのペースは慎重になるでしょう。
ペソの動向: ニアショアリングによるFDI流入や、米国からの送金(レミッタンス)が安定していることから、メキシコ・ペソは引き続き比較的堅調に推移する可能性があります。
4. ⛽ エネルギーとデジタル化の進化
再生可能エネルギーへの投資: ニアショアリング企業は、サプライチェーン全体での脱炭素化を求めており、メキシコ政府が再生可能エネルギー分野への民間投資をどれだけ解禁・促進できるかが重要になります。
デジタル経済の発展: eコマースやフィンテックの成長は続いており、特に中小企業の生産性向上と競争力強化に貢献することが期待されます。
🚨 潜在的なリスク要因
楽観的な見通しがある一方で、いくつかのリスクにも注意が必要です。
米国経済の減速: メキシコ経済は米国との結びつきが非常に強いため、米国経済がリセッション(景気後退)に陥った場合、輸出、観光、レミッタンスに大きな打撃となります。
治安問題: 一部の地域における治安の悪化は、企業の投資判断や事業展開を妨げる要因となり得ます。
インフラのボトルネック: 前述の通り、電力・水の供給不足や交通インフラの容量不足が、ニアショアリングの成長を制限する最大の障害となる可能性があります。
💡 まとめ:2026年は「実力発揮」の年
2026年のメキシコ経済は、グローバルな構造変化という追い風を最大限に受け、近年の成長トレンドを本格的に実力に変える年になると予想されます。鍵となるのは、政府と民間が連携し、インフラと人材という成長の土台をいかに強固にするかという点に集約されるでしょう。メキシコが「世界の製造業ハブ」としての地位を確固たるものにするか、その答えが2026年に見えてくるはずです。
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